2017年9月12日の公式発表で、2017年9月16日から24日まで開催されるドイツフランクフルトモーターショーで、BMWにおける最大級、最高級ともいえるSUVカーである新型X7が世界初公開となることが明らかになりました。
更に2018年には世界市場で発売されるという噂もあり、早速この情報に関して関係先へ取材を行い、新型X7がどんな魅力を備えたクルマへと進化したのか?その様子をお伝えしたいと思います。
目次
ドイツフランクフルトモーターショーで公開となるコンセプトカーについて
コンセプトモデルのタイトルは、「コンセプトX7 iパフォーマンス」。
端的にその特徴を表現すると…。
モデル名「iパフォーマンス」が示す通り、ツインスクロールターボエンジンにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHV)仕様となり、エクステリア、インテリアにも最上級、最高級車の名の通り、更なる改良が施され、質感豊かなクルマへの進化が伺い知れるところ。
また、優れた燃費性能と環境に優しいエコドライブを実現している点や、日差しを目一杯取り込む巨大なガラス製サンルーフや、車内の二列目と三列目に配備したスクリーンなどにも注目の集まるところです。
その進化について具体的に迫ってゆきたいと思います。
新型 X7注目のエクステリアデザイン
また開放感のある、パノラマルーフは、レーザー光イルミネーション内蔵。先進の試みが導入されている模様です。
実際のコンセプトカーを目にしたわけではなく、公開写真からの推測に過ぎませんが、迫力と繊細さを兼ねそなえた、優美な質感を彷彿させる上質な逸品と言える気がします。
新型 X7注目のインテリアデザイン
写真を見てため息が洩れました…。
横並びに配置された12.3インチのメーターパネル及び大型タッチスクリーンをご覧ください。まるで、近未来型のモビリティを象徴するかのような先進的なデザイン。正直筆者は、伝統的フォルムの継承に定評のあるBMWがまさかここまでの果敢な挑戦を示すとは予想していませんでした。
尚、2列目シートでも大型のディスプレイが装着されているらしく、後部座席での様々なコンテンツが愉しめるという情報も得ました。
新型 X7注目のパワートレイン!
以下のエンジンが、それぞれのモデル毎に搭載される予定が発表されています。
3.0L 直列6気筒ターボエンジン
最高出力:326ps/5,500rpm
最大トルク:45.9kgm/1,380-5,000rpm
3.0L 直列6気筒ディーゼルターボエンジン
4.4L V 型8気筒 ツインパワーターボ・エンジン
最高出力450ps/5,500rpm
最大トルク66.3kgm/2,000-4,500
2.0L直列4気筒 ツインパワーターボ・エンジン+モーター プラグインハイブリット
最高出力 245ps/5,000-6,500rpm
最大トルク 35.7kgm/1,250-4,800rpm
モーター最高出力113ps/3,170rpm
モーター最大トルク 250Nm
高電圧リチウムイオン・バッテリー(容量 9.0 kWh)
システム最高出力230kW(313ps)
最大トルクは450Nm(45.9kgm)
注目はハイブリッドモデル。勿論、最高出力やトルクは落ちるものの、燃費効率の向上が期待されます。詳細は発表になっていませんが、BMWの課題であるそのあたりに改善の配慮が見られたことは大きな進歩と言えるのではないでしょうか?
新型 X7のコンセプト動画がついに公開!
<出典:You Tube>
主要諸元に関しては?
これだけ、情報が飛びかう中で、肝心な主要諸元に関する情報が未だ公開になっていません。これに関しては、ドイツフランクフルトモーターショー以降、公表される予定とのことです。
発売日、価格に関しては?
未確定情報ではありますが、2018年半ば。価格に関しては、1500万円超という噂です…。
BMW 新型 X7のまとめ
BMWラインナップの中で、最上級であり最高級。セダンで世界をリードしてきたBMWも、SUVの世界でも、その真骨頂を発揮し、すばらしいクルマをこの世に送り出すことになりました。
ライバルもメルセデスの動向にも注目ですが、もしこのクルマが発売となれば、世界最高峰のSUVとなることは間違い無し!勿論、このクルマのオーナーになれる人は然程多くは存在しないでしょうが、発売と同時に、賞賛と拍手と、現実からのため息が同時に沸きあがる可能性大!
新しいラグジュアリーSUVの未来もこのBMWが先頭に立ち切り拓いてゆくことが予想されます。