ホンダのSシリーズといえば、S660とS2000…。
両車とも、所謂、オープンタイプのスポーツクーペであり、前回のコラムではS2000の後継と目される、ZSX Baby 及びNSXについてコラムで取り上げてきましたが、今回はS660のエンジン排気量を1000に上げ660よりボディをワイド化したS1000が市場に導入されるという情報をキャッチ!
今回はS1000がどのようなクルマとしてデビューするのか?にせまってみたいと思います。
目次
まずはS660について
S660の後継と目されるのが、S1000とうわけですが、まずは、S1000がどのようなクルマであるか?について触れてゆきたいと思います。
やはり、ビートとはまったく異なる乗り心地を味味わうことができるクルマです。現行販売も継続されていて、“走り”に重きを置く、カーユーザーの支持を集める個性的なクルマです。
そこで、ホンダとしてはこのクルマの優れた走行性能を海外も視野に入れ展開する試みとして、グローバル市場でも展開できるS1000の開発に着手したもようなのです。
新装された新型S1000はどんなクルマ?
直列3気筒VTECターボ
排気量:998cc
最大出力:128PS
最大トルク:196Nm
が予測されています。
やはり、S660のVETCターボを伝承し、低速、低トルクの段階で高い吹きあがりを目指して、高回転領域にもってゆき爽快な加速性を実現することがその狙いといえそうです。
ボディは剛性感を上げるためにオープンモデルの導入を見送り、タイトル写真のような低重心のワイドボディ化を図り、国際戦略に耐えうるクルマへと進化しそうです。
全長:3550mm
全幅:1600mm
全高 :1250mm
ホイールベース:2285mm
とS660より大きくなっているのが確認できます。
とはいえ、コンパクトボディであることに違いはないよう…。因みに発売は海外先行になることが予測されています。
注目の駆動方式は?
現段階で駆動方式に関してはいまだ正式な発表はなく、S660の伝統を継承してミッドシップ方式で行くのか?ここは大胆にFRで行くのか?の検討が為されている最中とのこと…。
ミッドシップであれば、運転席後方にエンジンが格納され、リアドライブとなるわけですから前方ノーズの長さや面積がさほど必要なわけではありません。
しかし、ロングノーズのフォルムから推測できるのはFRの本格スポーツカーとして登場するのでは?というのが筆者の推測…。
仮にFR車として市場投入が図られた場合は、コンパクトボディでありながらも、雪道や悪路では、ハンドルを取られたり、かなり扱い辛いクルマになる予感も…。
果たしてどちらの方向に開発が進むのかは注目です。
S1000の市場投入によるホンダの狙いとは?
国内市場に特化したS660、そしてグローバル戦略を意識したS1000。
そして今後は、まったく新しいコンセプトのもと、新型NSXの小型版で、ZSX もしくはBaby NSXの導入が考えられていることが予想されますが…。
そういう方向性でライナップの充実を図ることが予測されます。
新型 s1000の価格や発売時期は?
関係筋の推測としては300万円前後。そして発売時期に関しては2019年とも2020年とも言われていますが、今の段階でははっきりとした公式見解は得られていません…。
ホンダ 新型 s1000のまとめ
そして、現段階では導入を決定したものの、安全装備をどうするか?や、果たしてこのままのエンジン開発で進むのかどうかに関しても、未知なる部分が多いというのが現状。
未だ全貌がまったく見えないS1000ですが、その動向には今後も注目してゆきたいと思います。