NHKプロジェクトX「プロジェクトX 挑戦者たち ロータリー 47士の闘い ~夢のエンジン 廃墟からの誕生」で取り上げられたマツダの魂ともいえるロータリーエンジン。
実は2017年はロータリーエンジン生誕50周年という記念の年。
この2017年にロータリーエンジン搭載のスポーツクーペRX7が復活し、12月頃に発売ではないか?との噂が流れております。
早速関係先に取材を試み、新型RX7の発売の時期、スペック等に迫ってみたいと思います。
目次
新型RX-7は次世代ロータリーエンジンSKYACTIV-R搭載か?
1978年RX-7がサバンナRX-7として登場した時から、マツダの魂とも呼べるロータリーエンジンを搭載し、小型で軽量なスポーツカーでありながら爆発的なパワートレインを搭載するスポーツカーとして多くのカーファンを魅了してきました。
その魂=DNAともいえるロータリーエンジンは、次世代ロータリーエンジンSKYACTIV-Rとして大きく進化し変貌を遂げ、どうやらこの新型RX-7のパワートレインとして搭載される予定との情報を得ました。
これまでのRX-7(特に初期モデル)は、ボディが軽量化されており、エンジンスペックが高い割にはボディの剛重性に欠け、ボディが吹き飛ばされそうなイメージが付きまとっていた(筆者感)ですが、これが大きく改善されることになるのではないか?と見込めます。
RX-7に採用される新型プラットフォームとは?
しかしながら、RX-7に搭載される予定の新型プラットフォームは、現在ロードスターに採用されている、SKYACTIVシャシーに改良を加えて採用するもよう。
アルミ、高張力鋼という原材料の使用で更に、軽量化が実現されるもよう。
また、軽量化のため剛重性がなかった弱点が拡大するのではという不安が襲いますが…。関係者のお話によると、その課題を克服することを最優先に考えてのシャシーやサスペンションの選択を行い、プラットフォーム軽量化に伴う不安を解消し、低重心での力強い走りを実現させるとのこと。
RX-7の力強い走りに期待したいところです。
新型 RX−7のエクステリアデザイン
2017年東京モーターショーでその全貌は明らかになる予定ですが、タイトル写真のMazda RX-VISIONと、デザインテーマとなる「魂動(こどう)- ソウル・オブ・モーション」を体現したデザインコンセプトカー『靭』(SHINARI)の融合したクルマになるのではという予想。
低重心、ロングノーズの、これまでのRX-7のイメージを大きく変える、流麗でしなやかなイメージを彷彿させる大型スポーツカーへと変貌するのではないいでしょうか?
新型 RX−7のインテリアデザイン
やはり低重心、ロングノーズのエクステリアに呼応した、スポーティーでシンプルのインテリアであることが確認できます。
リアに十分な余裕はなく、所謂2シータースポーツカーとしての方向性を進むのではないでしょうか?
新型 RX−7の予想ボディサイズ
全長:4,389mm
全幅:1,800mm
全高:1,160mm
ホイールベース:2,700mm
これまでのRX-7と比較すると、とにわく全幅の広さを感じ、もはやコンパクトスポーツカーの域を超え、スカイラインクーペやトヨタ86のような大型スポーツカーへと進化するもよう。筆者の個人的な推測では、かつて、やはりロータリーエンジンを搭載し、一世を風靡した、ユーノスコスモのようなフォルムを再現してくれるのではないか?と期待しています。
新型 RX−7の予想価格
マツダのスポーツカー担当主査からは次のようなコメントを得られました。
ということは…。まさに国内最高峰のスポーツカーへの挑戦となり、キャリアの浅い、若きドライバーにとっては高値の花となり、なかなか手の届かない、ハイクラススポーツカーとして君臨する気配…。
この点においてもRX-7のイメージを大きく変えることになりそうです。
新型 RX−7の発売日
とにかく2017年の東京モーターショーでお披露目後の発売となるので節目である2017年年内に間に合うかどうか?というところ…。
早くて2017年12月となるのでは?という予想です。
マツダ 新型 RX−7のまとめ
「SKYACTIV-R(スカイアクティブ・アール)」という強力なパワートレインがロータリーエンジンの一番の課題である、燃費効率の向上にどう貢献するかに注目です。
ハイスペックでハイパワーのスポーツカーは時代の趨勢と反し、燃費や環境対応に適応すべく、各社対応を行いスポーツカーの開発を手掛けていますが、果たして、RX-7がこのような課題をどう克服するか?
ロータリーエンジンが低燃費、環境適応の方向に進めば、その脅威のハイパワーは大いなる魅力。
今後のロータリーカーの行方を占うRX-7の進化の行方に大いなる注目を捧げたいと筆者は考えます。