インプレッサ(IMPREZA)は、SUBARU(旧・富士重工業)が生産・販売する自動車であり、1992年に発売を開始されました!通称は「インプ」。レガシィの下位モデルという位置付けで登場し、世界市場=特にヨーロッパにおけるCセグメント市場を狙ったスバルの世界戦略車としての役割を担っています。
2016年7月26日 に日本国内向け5代目モデルのプロトタイプの車両画像及び概要を公開するとともに、オフィシャルWEBサイト上に専用サイト(ティザーサイト)開設したことを発表しました。そして、2016年10月13日SGPと言う次世代プラットフォームを持つ新型「インプレッサ」を発売。
更に今回、2017年9月11日インプレッサB型が発表されることになりました。
このコラムでは、インプレッサB型のマイナーチェンジに関して、関係先への取材から明らかになったその内容について述べてゆきたいと思います。
目次
インプレッサB型のマイナーチェンジに関する概要
次期「インプレッサスポーツ・G4 B型」マイナーチェンジは運転支援システムアイサイトに高速道路限定セミオートマチックドライブシステムツーリングアシスト機能が装備されることになりました。
ツーリングアシストは時速0km/h~約120km/hの間で、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動操作。区画線と先行車の両方を認識することで巡航走行から渋滞走行までほぼすべて車が自動で制御する2017年7月にS4とレヴォーグに初採用されたシステムです。
【その他の改良点】
・バックも自動ブレーキ対応
・縁石にぶつからない様に目視確認できるフロント&サイドビューモニター
・アダプティブドライビングビーム
・ステアリング連動ヘッドランプ
・リヤビューカメラにステアリング連動ガイド線機能を追加
・フロント&リヤサスペンション減衰力/バネレート変更
・電動パワーステアリング改良
・ブレーキブースター特性変更
・エンジンの部品軽量化
・フリクション低減
・エンジン制御の最適化
・リニアトロニックチェーンのショートピッチ化
・シフトダウン時のキックダウン制御変更
・7段リニアトロニック
一部変更が加わり、特にヘッドライトユニットはステアリング連動式となる為インプレッサA型と大きく異るもよう…。
新型インプレッサ B型マイナーチェンジでアイサイトはどうなる?
アイサイトの安心感にプラスできる安全パッケージ「アイサイトセイフティプラス」が登場します。
車両後部に搭載されたセンサーがミラーの死角いる車両を検知すると、ミラー内のLEDライトを点灯させてドライバーに警告
ステレオカメラとは別に単眼カメラがセットされ、前方の光を検知して自動的ハイビーム・ロービームの切り替えを行います。
また後方の眩しさを軽減する自動防眩ルームミラーも同時装着。
リアゲートガラスに取り付けられたカメラ映像を、ルームミラーに表示することで荷物や乗員などに左右されることなく後方確認が行えます。
フロントグリルと助手席ドアミラーにカメラを内蔵して、死角となる部分をマルチファンクションディスプレイに表示します。
STI Sportグレード追加
レヴォーグC型より追加された最上級スポーツグレード「STI Sport」が新型インプレッサB型に採用されるのでは?との情報がありますが…。やはりその方向で進みそうです。
STI Sportsグレードとは、スバルとSTI(スバルテクニカインターナショナル)が共同で開発したものであり、現在レヴォーグに最上級グレードとしてラインナップされています。インプレッサのSTI sportグレードに関しては、特別仕様モデルという形ではなく、通常グレードの最上級モデルとなっている所がポイントです。
今後、レヴォーグ以外の車種に展開されていく予定で、スバルの中期経営ビジョンである「際立とう2020」でもSTIブランドの強化が掲げられていることもあり、BMWのMシリーズのような存在になっていくことが期待されています。
そして、今回のインプレッサB型もしくは2018年のC型でインプレッサSTI sportのラインナップが有力視されている状況です。
レヴォーグに採用された専用装備を参考にして予想される専用装備は以下の通りとなります。
・専用フロントバンパー
・専用フロントグリル
・専用LEDフロントフォグランプ
・グリル内にSTIバッジ
・専用大型デュアルマフラーカッター
・STIオーナメント(フロント/リヤ)
・専用チューニング ビルシュタインフロントストラット(DampMatic®Ⅱ、倒立式)&コイルスプリング
・専用チューニング ビルシュタインリヤダンパー&コイルスプリング
・専用クランプスティフナー付電動パワーステアリング
などがインプレッサSTI Sportにも装備されると予想されます。また専用のインテリアがどうなるかについては公式な発表はなされていません。
〇エンジン系
形式:FB20
排気量:1,995cc
出力:(113 kw) or (154 ps / 6,000 rpm)
トルク:(196 N・m(20 kgf・m)4000/rpm]
〇排気系
マフラー:STI Performanceマフラー
〇タイヤ
名称:DUNLOP DIREZZA DZ102
サイズ(F):225/40R18
サイズ(R):225/40R18
〇その他
ブレーキ:STIドリルドディスクローター
チューニング:フレキシブルタワーバー、フレキシブルドロースティフナー、ピロボールブッシュリヤサスリンク
新型インプレッサ B型の予想スペックまとめ
ボディサイズ:4460x1777x1480mm
ホイールベース:2670mm
エンジン:1.6L水平対向4気筒DOHC直噴ターボ“DIT”
最大出力:170ps/4,800rpm
最大トルク:25.5kgm/1,800-4,800rpm
駆動方式:AWD(常時全輪駆動)
トランスミッション:6AT (リニアトロニック マニュアルモード付き)
JC08モード燃費:18.2km/L
新型インプレッサ B型の発売日は?
2017年11月発売の予定に変更はないもようです。
新型インプレッサ B型の気になる価格は?
192万~259万円あたりの価格帯になると予想され、現行よりもプラス5~10万円くらい値上がると思います。
また、安全装備がアップグレードされるときは、価格も上がることが予測されます。
スバル新型インプレッサのまとめ
関係先への取材で、インテリア、エクステリアに関しては今回のマインチェーンジで然程フォーカスする必要の無さを感じました。つまり、今回のマイナーチェンジではデザインではなく、安全性を更に高めと最高グレードの STI のブランド強化が挙げられます。更に今回のB型のマイナーチェンジは、スバルは他型のフルモデルチェンジへの足掛かりとした手前のステップと捉えている模様。
とはいえ、装備が充実し、更に走行性も進化したB型のマイナーチェンジを見逃すことはできません。