以下、スバルが掲げたこのクルマに対する思い!
情熱の頂へ。
限りない情熱こそ進化の原動力である。
WRXとして誕生して25年。理想を胸に幾多の峻厳な壁を越えて、その頂へ。
気がつけば自らが真のライバルであり、自らを超えることを宿命とし走り続けている。
WRX STI。SUBARUの限りない情熱の炎をあなたへ。
<出典:https://www.subaru.jp/wrx/sti/>
スバルは新型WRX STIをベースにしたコンプリートカー Sシリーズ、「WRX STI S208」を2017年10月27日に発表します。更に、第45回東京モーターショー2017(2017年10月27日~2017年11月5日)のスバルプレスカンファレンスにて正式発表する予定としています。
300台限定車
価格:599万4,000円
今回発売となる新型WRX STI S208のスペックなどに関してさほど変更はないのですが、関係先への取材を通じて知り得た情報をここに公開したいと思います。
目次
WRX STI S208ってどんなクルマ?
2017年6月20日に発売した、新型WRX S4とWRX STIのマイナーチェンジベースに作られる今回のWRX STI S208はWRX STI S207の装備から基本的な変更はないのですが、最高出力は328psから330psにUPし更に走行性能を高めています!
車両のハンドリング性能を向上させる「新電子制御マルチモードDCCD」やコーナリングの限界性能を向上させたことも公表されました。
300台限定車となるWRX STI S208のスペックとは?
全長:4,695mm
全幅:1,795mm
全高:1,475mm
ホイールベース:2,650mm
水平対向4気筒 2.0Lターボエンジン
最高出力:330ps/7200rpm
最大トルク:440kgm/30004800rpm
トランスミッション:6MT
駆動:AWD
車両総重量:1785kg
WRX STI S208のエクステリアに関して
エクステリアに関しては2017年にマイナーチェンジを予定しているWRXと同じデザインとされています。主なデザイン変更内容はS207にはロアグリル左右に設けられていたウィンカーとフォグランプを廃止。ダミーメッシュカバーが採用されLEDクリアランスランプは装着できなくなるもよう…。
ヘンドライトはターンランプ内蔵型の新しいLEDヘッドランプデザインを採用。
フロントデザインはアッパーグリルにルーバーとセンターに6スタースバルエンブレムレイアウト、ロアグリルはメッシュグリル廃止。目には見えませんが、DCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)が完全に電子制御方式を採用することとなっています。
リヤ側のデザインは同じだがS208はドライカーボン製GTウィング(オプション)装着可能となる。純正大型リヤスポイラーは取り付けできないようになっています。
WRX STI S208のインテリアに関して
インテリア側の変更点は主に静音性の向上とダッシュボードセンターのマルチファンクション液晶モニターがフルカラーへ変更となることが発表されました。
4.2インチから6.3インチのフルカラーマルチファンクションディスプレイに切り替わる予定です!
WRX STI S208パワートレインは?
エンジンはエンジニアによる手組みエンジンにピストンは鍛造ピストンが使われ、同じEJ20型エンジンでもシリンダー強度が上げられていて耐久性向上が図られました。
WRX STI S208その他設備は?
フロントブレーキにはオプションで装着すると60万円相当するブレンボ製6ポット対向キャリパー&ドリルドディスクローターにフロントはショックダンパーキットはビルシュタインダンプマチック2が採用されました!走りと乗心地の良さを両立しています!
フレキシブル系剛性アップパーツも標準装備。
サイドエアバック付きRECARO製リクライニング式バケットシートに専用クイックステアリングギヤボックス(11:1)。
開発者の方のメッセージ
SUBARUは「走りを極めれば安全になる」という考え方のもと、モータースポーツという極限の世界を戦ってきた。その挑戦は、基本性能を大きく革新するプラットフォームや、ボディ剛性で高めるハンドリング性能など多くの知見とテクノロジーをもたらし、量産車へフィードバックすることでSUBARU車のレベルを大きく引き上げている。SUBARUにとってモータースポーツは、私たちの提供価値である“安心と愉しさ”をより高い次元で実現するための挑戦でもあるのだ。
そして、モータースポーツで培ったテクノロジーを投入して走りを極限まで追求したクルマへ、SUBARUの走りの象徴である“STI”という冠を与え、ブランドを育んできた。
世界と競い合い、つねに進化を続けることは容易ではない。だからこそ決して諦めることなく勝ち取ったテクノロジーの進化は、エンジニアたちの情熱と感動の結晶といえよう。
WRXが誕生して25年。“STI”が、走りだけでなく、存在として価値あるクルマであるために、エンジニアたちの深い想いが伝わるクルマでなければならないと考えている。四半世紀の時を重ねてきた進化を、今こそ体感していただきたい。
<出典:https://www.subaru.jp/wrx/sti/>
スバル新型WRX STI S208のまとめ
今回、WRX STIをベースにしたコンプリートカーということで、今のWRXの最高進化形を目指して、開発したとのコメントを得ました。
ただ、これからWRXも欧米市場を視野に入れ、更に走行面の改良や操作性の改良、安全装備の更なる進化なども加え、まだまだ進化を遂げてゆくもよう…。
これからのWRXの進化にも注目してゆきたいと思います。