フォレスター…。それはあのレガシーの系譜を継承する、SUBARUのクロスオーバーSUV…。
あらゆるシーンに適合し、街乗りも高速走行もオフロードも快適、かつ力強く乗りこなすことができる、ユティリティーカー!そのフィレスターに関するモデルチェンジの情報を編集部がキャッチ!
それに関して、関係先情報をもとに、紹介してゆこうと思います。
目次
ハイブリッドモデル「VIZIV」の投入
2014年のスイスジュネーブで開催された、ジュネーブモーターショーで、新型コンセプトカー VIZIV2の概要を発表したのですが、これが2018年3月に登場する新型フォレスターへと進化することが判明しました。
モデル名の「VIZIV」は「Vision for Innovation」を語源とする造語で、“「革新のための未来像」の意を継続して採用することで、スバルが今後も一貫して「安心と愉しさ」をお客様にご提供する大切な価値として追求する姿勢を表現している。”というのが関係先から明かされたコメントです。
「スバルアイデンティティーデザイン、DYNAMIC×SOLID「躍動感×塊感」を継承し、アグレッシブな走りを追及するすべてのカーファンのニーズに対応するためのクルマへと昇華させたい」と開発者は熱く語ってくださいました。
尚、このハイブリッドモデル投入に際して、トヨタとの共同開発を背景とした、トヨタのTHSを採用。1.6Lターボエンジン+モーターで後輪をモーターで駆動させるeAWD方式を採用されるというのが大方の見方。
環境、そして燃費効率の向上を目指した、SUBARUのトヨタとの“クロスオーバー”がここに体現されるもようです。
新型フォレスター ガソリン車の進化も予定される
新型フォレスターのモデルチェンジの概要を簡単にまとめると以下の通りとなります。
・トヨタ方式を採用したハイブリッドモデルVIZIVの投入
・ガソリン車は水平対向4気筒 1.6L 直噴ターボ DITエンジンをパワートレインとして更に進化する
・ステレオカメラを用いた先進運転支援システム「EyeSight(アイサイト)ver.3」を搭載
・プラットフォームに、スバルのグローバルプラットフォームである「SPGプラットフォーム」を採用。サイズは現行よりも大型化するが、重量は軽量化される
スペックは以下のとおりです。
全長 4,435mm
全幅 1,920mm
全高 1,530mm
ホイールベース 2,730mm
エンジン 1.6L水平対向直噴ターボDITエンジン
最高出力 170ps/5,600rpm
最大トルク 25.5kgm/4,800rpm
トランスミッション CVT(リニアトロニック)
駆動方式 4WD
JC08モード燃費 15km/L
価格 350万円
全長 4,435mm
全幅 1,920mm
全高 1,530mm
ホイールベース 2,730mm
エンジン 1.6L水平対向直噴ターボDITエンジン+モーター
最高出力 170ps/5,600rpm
最大トルク 25.5kgm/4,800rpm
モーター 埋め込み式永久磁石 フロント×1 リヤ×2
トランスミッション 高トルク対応リニアトロニック CVT
AWDシステム リヤ独立モーター駆動タイプシンメトリカル AWD システム
価格 500万円
スバルグローバルプラットフォーム「SPGプラットフォーム」とは?
以下、SPGプラットフォームに関する公式コメント
スバルグローバルプラットフォーム。それはSUBARUが培ってきた知見や技術力、そして未来への意志が注ぎ込まれた、次世代のプラットフォームです。道や環境を問わず、乗る人すべてに最高の安心と愉しさを提供することを目指し、安全と走りのかつてない性能進化を実現。その新たなコアテクノロジーは、クルマのある人生をより自由で豊かなものに変えていきます。
<出典:SUBARU公式サイト>
グローバルプラットフォームを採用することで、SUBARU側のメリットとしてはコスト削減が可能になりモデルチェンジのレベルを他の装備を高めることで高めることが可能になります。
さらに、ドライバーサイドで実感できることは、これまでゴツゴツした印象の高かった乗り心地が大幅に改善され、快適さが高まることが予想されます。
そして、関係者のコメントとしては、「ステアリング操作に対する迅速かつ正確な反応により、深い走りの歓びを提供。修正舵(細かなステアリングの切り増し/切り戻し)が減るので、同乗者の疲れや酔いの軽減も期待できます。」とのこと。
プラットフォームの改善は、乗り心地の良さ、操作性の向上、乗車の際の快適性に繋がると期待できます。
新型フォレスターのエクステリアは?
現行モデルからすると、かなりワイド感が高まった印象を憶えます。
やや日本の狭い行動を走り抜けるには苦労する予感も…。
新型フォレスターのインテリアは?
センターコンソール部分が非常にスッキリ!とにかく、ドライバーからすれば様々な機能を手元操作で可能になることは、やや戸惑いを感じるものの、慣れればかなり快適かと…。
ボディが拡がった分だけ、居住空間もやや広くなり、クロスオーバーカーにありがちな「“同乗者”がやや窮屈」という課題も解消されるかも知れません。
スバル新型フォレスターのまとめ
モデルチェンジの目玉とされるハイブリッド車の導入に期待も高まるのですが、筆者が一番注目したい点は、プラットフォームの改善。
「SUBAR車は運転するには楽しいが同乗者になった瞬間に退屈する。」と語る、辛辣な自動車評論家の声もあります…。
ドライビングシーンは多様化し、やはりアウトドアでの遊びのために存在するわけではないのがクロスオーバーカーの使命。街乗りや高速走行がどれだけ向上するか…。そこに注目したいと思います。