2017年10月25日から開催される東京モーターショーに、スバルはこれからの新時代のクルマ開発を象徴する、「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」の出展を発表しました。
このクルマは、ワールドプレミアに出典されるクルマであり、現段階では、詳細なスペックが発表になっているわけではありませんし、市販される予定に関しても未定のままです。
ということで、このクルマにフォーカスする記事や投稿などあいつでいますが本コラムでは多少趣向を変えて、スバルがこの2017年東京モーターショーに出展予定の各車についておさらいをしつつ、紹介してゆきたいと思います。
目次
ワールドプレミアは「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」
ワールドプレミアとは世界初登場を意味し、コンセプトカーさえお目見えになっていないクルマの出展を指しますが、今回スバルからのワールドプレミアは、VIZIV PERFORMANCE CONCEPTです。
スバル公式サイトでは・・・
SUBARUがお客様にお届けする安心で愉しいクルマづくりの将来ビジョンを具現化したスポーツセダンタイプのコンセプトモデルです。将来の自動運転技術普及期を見据え、アイサイトを核とした高度運転支援技術を、運転を積極的に愉しみたくなるスポーツセダンボディに搭載することで、SUBARUらしい安心で愉しいドライビングの世界観を提示します。
<出典:スバル公式サイト>
VIZIVは「Vision for Innovation」(革新のための未来像)を語源とする造語で、2013年ジュネーブモーターショーでVIZIV自体は発表になりましたが、VIZIV PERFORMANCEはこの東京モーターショーが初の出展であり、そのスペックやフォルム、デザイン等の詳細が明らかになるのは、東京モーターショーからということになりそうです。
VIZIV PERFORMANCE CONCEPTには高度運転支援技術が搭載される?
“アイサイトを核とした高度運転技術”ということはこれまでのアイサイトを更に充実させた安全装備の搭載を予感させますし、更に自動運転技術のサポートにも何か新しい装備が加わるものと予想されます。
アイサイトに関してはこのコラムで幾度か紹介してきましたので割愛しますが、このクルマが次世代の「自動運転と更なる安全走行のための装備の拡充」に務め、ある種のフラッグシップとなるのではないでしょうか?
東京モーターショー以降の公式発表が待たれるところです。
2017年東京モーターショー出展のスバル車
10月25日発表 S208
WRX STIをベースとするS208は、“Sシリーズ史上最高の性能と質感を実現した究極のドライビングカー”を実現すべく、SUBARUとそのモータースポーツ統括会社であるSTIが共同してエンジンや足回りを専用開発し、外装・内装にも専用装備を追加した、SUBARUハイパフォーマンスカーのトップエンドモデルです。2015年に発売したS207に対して、エンジン出力・加速性能の向上やカーボンルーフの採用による低重心化等の改良を施し、SUBARUらしい走りの愉しさを極限まで高めました。2017年10月25日に、車両仕様詳細とともに450台限定の抽選販売方法についても発表します。
<出典:スバル公式サイト>
10月25日発表 SUBARU BRZ STI Sport
SUBARU BRZ STI Sportは、BRZのしなやかさと操縦安定性を高めた、究極の“Fun to Drive”、“Pure Handling Delight”を目指したクルマです。BRZが持つポテンシャルを最大限に引き出し、抜群の操縦安定性と素晴らしい乗り心地をさらに1つ上のレベルで両立するべく、SUBARUとそのモータースポーツ統括会社であるSTIが共同開発し、SUBARU BRZのカタログ最上級グレードとして設定しました。また、特別外装色を施した「SUBARU BRZ STI Sport クールグレーカーキEdition」を100台限定で発売。2017年10月25日に、車両仕様詳細とともに100台限定の抽選販売方法についても発表します。
<出典:スバル公式サイト>
参考出品 IMPREZA FUTURE SPORT CONCEPT
IMPREZA FUTURE SPORT CONCEPTは、IMPREZA SPORTをベースに、より気軽に運転を愉しみたくなる、新しいスポーツ価値を提案するデザインコンセプトカーです。低重心でダイナミックな形状の前後バンパー、スポーティで存在感のあるセンターマフラーは運転する愉しさを想起させます。また、ボディカラーのイエローとコントラストの効いたインテリアコーディネートによりアクティブなキャラクターを表現しています。
<出典:スバル公式サイト>
参考出品 SUBARU XV FUN ADVENTURE CONCEPT
SUBARU XV FUN ADVENTURE CONCEPTは、SUBARU XVの特徴の一つであるタフでラギッドなデザインを一層強調したデザインコンセプトモデルです。アウトドアアクティビティーを思い切り愉しむことのできるSUBARU XVの世界観を、専用オフロードタイヤとそれに合わせて更に力強いデザインに変更したクラッディングにより表現しました。ボディカラーには大自然の中でも力強く輝くイエローを採用しました。
<出典:スバル公式サイト>
参考出品 レガシィ アウトバック Limited Smart Edition
レガシィ アウトバック Limited Smart Editionは、レガシィ アウトバックの最上級グレードが持つ上質感を活かしつつ、さらに機能的に仕上げた特別な一台です。専用グリル、専用ホイール、ウルトラスエード*1シート、ダークエンボスシルバー調加飾パネルといった、アウトバックならではの気品を感じさせる内外装デザインに加え、8インチの大型ナビゲーションシステムを装着。Apple CarPlay™ /Android Auto™に対応した車両との連携や、専用のHarman/kardonオーディオシステムなどの高機能を兼ね備え、ドライビングの安心と愉しさをより一層深めます。
*1:ウルトラスエード®は、東レの登録商標です。
<出典:スバル公式サイト>
2017年東京モーターショー出展のスバル車への期待
このコラムでも、「SUBARU BRZ STI Sports」と、「レガシィ アウトバック Limited Smart Edition」については紹介してきましたが、10月25日発表になる、S208とインプレッサスポーツのコンセプトモデル、そして、XV FUN ADVENTUREの出展にも期待が高まります。
S208は、コンパクトスポーティーセダンとして、WRXやB4との差別化をどう図ってくるのか?その走行性能やスペックインテリアにどのような違いがあるのか?に注目したいところ。WRX、インプレッサ、B4とスバル内では明確な差別化が為されてきた中で208が投入されるとなると、ややユーザーも困惑が予想されるところ…。
そのあたりが気になります。
更にインプレッサスポーツのコンセプトモデルに関しては今までインプレッサに継承された機能性、走行性の何処を捨て、何処を継承するのか…。
また、XV FUN ADVENTUREはこの混戦のクロスオーバーSUV市場において、小型の本格オフロード仕様のクルマとしてその存在感を示せるかどうかがポイントです。
ただ、いずれにせよかなり個性のあるランナップが並び、スバルのクルマ本来の走りに拘りを見せるクルマが並ぶことには、心躍ります。
東京モーターショーでのスバルブースからは、目が離せません。