スズキアルトといえば、国内累計販売台数500万台を記録した大ヒットカー!
その大ヒットカーアルトがマイナーチェンジするという情報もあります。そのあたりについて関係先への取材を通じて明らかになった内容をご紹介してゆきたいと思います。
尚、現在の未確認情報ではありますが、今後RSに関してはモデルチェンジと共に廃止される可能性があるとのうわさもありますが、関係者からもそのあたりの情報を得ることはできませんでした。アルトのこれからについて、取材情報をもとに書き進めてゆきたいと思います。
目次
スズキ新型アルト/アルトRSモデルチェンジの目玉とは?
その1 安全走行装備の変更!
衝突回避をサポートする単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを組み合わせたデュアルセンサーブレーキサポート。
デュアルセンサーブレーキサポートの詳細は以下のとおりです。
走行中、単眼カメラとレーザーレーダーが前方の車や歩行者を検知。
衝突の可能性があると判断すると、ブザー音とメーターおよびヘッドアップディスプレイ内の表示によって警報を発します。
前方の車両や歩行者の衝突の可能性が高いと判断し、ドライバーが強くブレーキを踏むと、ブレーキアシストが作動して、ブレーキ制動力が高めます。
「このままでは衝突が避けられない」とシステムが判断した場合には、自動で強いブレーキをかけ、衝突の回避または衝突時の被害軽減を図ります。
シフトを前進の位置に入れて停車または徐行中(約10km/h以下)に、前方約4m以内の障害物を認識。誤ってアクセルを強く踏むと、エンジン出力を制御し急発進を抑制します。
そして、ブザー音とメーターおよびヘッドアップディスプレイ内の表示灯によってドライバーに警報してくれます。
約60km/h~約100km/hで走行中、車線の左右区画線を検知し、進路を予測。
車線をはみ出すと判断した場合、はみ出す予兆をブザー音とメーターおよびヘッドアップディスプレイ内の表示灯によってドライバーに警報を発します。
約60km/h~約100km/hで走行中、車線の左右区画線を検知し、自車の走行パターンを計測。
車両が蛇行し、システムが「ふらつき」と判断した場合はブザー音とメーターおよびヘッドアップディスプレイ内の表示灯によってドライバーに警報を発します。
シフトが前進の位置でブレーキ操作をして停車中、先行車が発進すると自車との距離を計測し、先行車が約5m以上離れても、自車が停車し続けたときに、ブザー音とメーター内の表示によって、ドライバーに先行車の発進をお知らせします。
ヘッドランプの自動制御であり、前方に対向車や先行車がいる場合、または街路灯の多い場所や明るい場所ではロービーム、対向車や先行車がいなくなると自動でハイビームに戻るシステムです。
その2 パワートレインの充実
スターターモーター機能とモーターアシスト機能を兼ねるモーター機能付発電機(ISG)を用いた簡易型ハイブリッドシステム「S-エネチャージ」を搭載。15~85km/hの加速時に、減速時に蓄えられた電力をモーターアシストに用いることでエンジン負担を軽減し、加速時の燃料消費を抑制します。
さらに、スターターモーター機能により静かでスムーズなエンジン再始動を実現するとともに、再アイドリングストップ可能な速度を引き下げてアイドリングストップの頻度を増やしたことで燃費向上に貢献することでしょう!
Sエネチャージには、ISG(モーター機能付発電機)とS-エネチャージ車専用リチウムバッテリー、さらにエネチャージにも装備されているアイドリングストップ車専用鉛バッテリーも搭載されています。
加速時にモーターでエンジンをアシストし、燃料消費を抑え、アイドリングストップ後は、ISGのスターターモーター機能により、ベルトを介してエンジンを再始動するので、ギヤの噛み込み音がなく、静かでスムーズな再始動を可能にしています。
インテリア・エクステリアに関する変更は未定
インテリア、エクステリアに関する変更は未定で、現行モデルを踏襲することが考えられます。
燃費は業界初の40km/L?
新型ワゴンRにSエネチャージが搭載された際は、JOCモード値が2.4km/L向上しました。
新型アルトが現行のモデルから同様の仕様変更が為された際に想定されるのが、39.4km/L!ということは実質的に40km/Lを超えて来る可能性も十分ありと、関係者の声も聞こえてきます。
スズキアルトの価格は?
F TYPE
4万円UP89万円前後
安全装備装着でさらに3万円UP92万円前後
最上級モデル X TYPEで110万円~と予測されています。
スズキアルトの発売は?
今回はインテリア、エクステリアに然程変更もなくオプション装備を充実させるだけのマイナーチェンジに留まる予定ですので、予定どおり2017年10月末には発売されるのではという予想です。
スズキアルトが安全性能に拘る理由とは?
担当者の方からの貴重なお話をここに…。
スズキ新型アルト/アルトRSのまとめ
今回のマイナーチェンジは、さほど大きなスペックの変更はなく、安全装備の変更と、パワートレインの充実に注力したもよう…。
価格も手ごろで、気軽に購入できるイメージの高いアルトが、安全装備を充実させ、更に燃費効率に関しても充実させてくれたのはこのクルマを必要とする人には嬉しいマイナーチェンジと言えるでしょう。
2018年以降さらに大きなモデルチェンジの可能性も!軽No.1とも言われるこのクルマの更なる進化に注目してゆきたいと思います。