軽でありながらジープ仕様のワイドなボディで、独特の存在感を誇って登場したジムニーがこの世に登場したのが1970年。
以来様々な進化や変化を遂げオフロード四駆のパイオニアとして、時代をリードしてきたこのクルマがモデルチェンジするのでは?という情報を得ました。
そこで早速関係先への取材を実施。モデルチェンジの内容について迫ってみたいと思います。
目次
新型ジムニーは伝統のラダーフレームを継承する?
写真は初代ジムニー…。
スズキは、1970年の初代ジムニー以来、この初代に搭載されたプラットフォーム、ラダーフレームを採用し続けてきました。
ラダーフレームの特徴は梯子状の構造で、丈夫で頑丈、車重に重量感があること。トヨタやメルセデスも、このラダーフレームをSUV車に採用している例が見られます。
新型ジムニーには、新開発、新構造のラダーフレームを採用するとの情報を得ました。新開発、新構造の方向性としては、「軽量化を図ることを最優先とするが、軽くなったからといって剛性を退化させることなく、強靭化を図りたい。」
という開発者の方からの声も聞こえます。
パワートレインは改良の見込み
現行のR06A型エンジンを更に改良し、ターボ装着・パワー上限64psキープ・トルク重視のセッティングを行う見込み。更に、ターボ+Sエネチャージで、パワー&トルクの向上と燃費向上を両立との情報も…。
予想スペックは以下の通りです。
最高出力:64ps/6000rpm
最大トルク:11.0kgm/3000rpm
モーター出力:2.2ps
モータートルク:4.1kgm
新型 ジムニーのエクステリアデザイン
上記が新型ジムニーのコンセプトイラスト…。
エクステリアに関しての予想ですが、これまで改良を重ねてきたジムニーの筆者としての印象は「随分丸くなったなぁ。」の一言…。しかし、新型ジムニーのこのイラストを見て、まさに原点回帰で、あのゴツゴツとしたスクエアなデザインが蘇ったように思います。
ただ、公式なコメントとしては「まだ開発段階なので詳細を明らかにすることはできません。」とのこと。
しかし、2017年の東京モーターショーに出展されるという情報もあり、そのあたりは、今後、徐々に明らかになることが予測されます。
新型 ジムニーのインテリアデザイン
インテリアデザインに関しても、特に今の段階で公式な情報は入手出来ていませんが、関係先への取材からは、これまでの頑強なイメージと、多少は居住性、操作性を意識したものになるのではないか?との予想です。
パワートレインにマイルドハイブリッドを採用するので、マルチインフォメーションディスプレイも搭載されるかも知れません。
無骨なイメージのジムニーですが、洗練された質感の向上を目指し、伝統と先端トレンドの融合を目指したいという、関係者からの声も聞こえます。
乗用シーンを想定!安全装備を充実か?
ジムニーは基本オフロード仕様のクルマであるため、悪路や厳しい環境条件下でクルマを走らせることが前提となっています。
従って、安全装備に対しては、更に充実させ、スズキ独自のデュアルセンサーブレーキサポートを装備するという情報を得ました。
・単眼カメラ+レーザーレーダー方式で危険回避
・前方衝突警報機能
・前方衝突警報ブレーキ機能
・前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能
・自動ブレーキ機能
・誤発進抑制機能
・車線逸脱警報機能
・ふらつき警報機能
・先行車発進お知らせ機能
ただし、これはメーカーオプションのセーフティパッケージ車に付加される機能と予測されます。
新型 ジムニーの予想スペック
全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1700mm
ホイールベース:2300mm
重量:990キロ
エンジン:直3 660ccターボ
最高出力:64ps/6000rpm
最大トルク:11.0kgm/3000rpm
トランスミッション:5MT
駆動:4WD
燃費:20キロ
価格:130万円~180万円
新型 ジムニーの発売時期は?
発売時期は、2018年3月頃の予定とのことです。
スズキ 新型 ジムニーのまとめ
ジムニーの面白さは、オフロードで路面状況をダイレクトに感じながらその走りを満喫すること…。モデルチェンジでお行儀よくなり、暴れん坊のイメージが払拭されるのは、筆者としては、少し残念なこと…。
だから、今回、パワートレインのパワーアップや、関係先からの情報によると、ジムニーの伝統は継承されるとのこと…。
やはり、このクルマには、やんちゃなクルマであってほしいと筆者は思います。
これから先、更なる詳細な情報が公開されると思われますが、どのような進化を遂げるのか?愉しみにしていたいと思います。