ヴィッツ(Vitz)は、トヨタ自動車が製造・販売する1,000 – 1,500ccクラスのハッチバック型乗用車です。日本国内では一貫して新旧ネッツ店でのみ取り扱われており、同店の看板車種でもあります!
今回10月に発売が噂される新型ヴィッツGRMN2はTOYOTA GAZOO Racingのノウハウを注ぎ込んで開発した高性能モデルで限定200台を販売すると公表されました。
今回この新型ヴィッツGRMN2に関して、関係先に取材を行い、そのスペックや価格に迫ってゆきたいと思います。
目次
トヨタ新型ヴィッツGRMN2のスペックと価格は?
エンジン:直列4気筒1.8Lスーパーチャージャー
最高出力:210ps
トランスミッション:6速MT
フロントサスペンションタワーバー
ブレース補強シャシー
SACHSショックアブソーバー
トルセンLSD
BBS製17インチアルミ鍛造ホイール
専用スポーツタイプフロントシート、スポーツアルミペダル、コンビネーションメーター
350万円
今回の新型ヴィッツGRMN 2はロータス社のエリーゼに搭載される2ZR-FE 1.8Lエンジンを搭載。ロータスは2003年からトヨタよりエンジンの受給を開始しており、 エリーゼ、エキシージ、エボーラの車種にエンジン供給をしています。最高出力220psの出力と250Nm(25.4kgm)のトルクを実現。
1.8Lのスーパーチャージャーおよび吸気冷却エンジンは低回転からトルクを引き出せる 瞬時の加速が可能となりました。かつてのヴィッツは低回転からのトルクが弱く、非力さが大きな課題でしたが、これが大幅に改善されたもよう。
BBS製専用アルミホイール 215/45 R17タイヤが採用されています。
特筆すべきはパワートレインの進化!
ヴィッツGRMN2のエンジンは、最高出力220ps/最大トルク24.5kg-mに引き上げられ、パフォーマンスを十分に引き出すために6速MTが組み合わされます。
性能アップに合わせて当然ボディや足回りも強化される。スポット溶接の増打ちと、床下への補強パーツ追加によってボディ剛性が高められ、ショックアブソーバーやスプリング、タイヤ、ブレーキにも専用品が起用されることが決定しているもようです。
ヴィッツGRMN2インテリアデザインの画像一覧
<写真は北米仕様Yaris>
<写真は北米仕様Yaris>
<写真は北米仕様Yaris>
ラリー参戦で得た経験を足回りに反映!
・ザックス製ダンパー
・BBS製17インチアルミホイール
・215/45R17タイヤ
・4ポッド対向キャリパー
・専用パッドフロントブレーキ
エンジンのパワーを最大限、路面に伝え、正確なブレーキングに対応するために、足回りの充実したポテンシャル(許容範囲)が必要となります。上記、モータースポーツ譲りの装備により、その重要な役割が果たされることになります。
新型ヴィッツGRMN2の発売時期は?
発売時期は10月の予定…。尚、9月から先行予約とのうわさもありますが、それは未定…。
仮に先行予約が開始された場合は限定台数が200台ということで、先行予約が開始されると即完売という可能性も…。
GRシリーズの旗艦モデルとして・・・
トヨタは2017年秋にも市販車でGRシリーズのシリーズを本格始動させる予定です。お伝えしているヴィッツGRMN2は、その幕開けを印象づけるモデルとしてリリースされることになるでしょう!
これまで存在してきた、G’sはGRに、RSはGRスポーツにそれぞれ改名。GRMNはそれらの上に存在するモデルとなる予定です。日本国内での販売価格は、以前のGRMNよりおよそ80万円高い、350万円程度で発売される見通しです。
18年ぶりのWRC参戦で、早くも優勝を果たして存在感を見せつけたトヨタ。
このWRC参戦は、GRシリーズを旗艦モデルとして展開してゆくためのある意味布石!市販車においてもモータースポーツを連想させる、GRシリーズの展開で、ワクワクドキドキを演出していくことを意図としていると評論家各氏も注目しています!ヴィッツGRMN2
トヨタ新型ヴィッツGRMN2のまとめ
新型ヴィッツGRMN2の目玉は、TOYOTA GAZOO Racingのノウハウを注ぎ込んで開発された点にあり、TOYOTA GAZOO RacingがWRCに参戦し、善戦していることを考慮すると、強靭な耐久性やパワフルな走りが期待できます。
これまでのヴィッツの非力なイメージを払拭し、大きく進化が期待できるGRMN2。初代ヴィッツGRMNが登場した際も、サーキット走行にも対応できるブレーキ性能、意のままにマシンをコントロールできるハンドリング、専用チューニングサスペンションといった専用チューニングが施され、ニュルブルクリンクを知り尽くした開発者による、徹底した走り込みで基本性能を鍛え上げられました。
更にそれが進化し、すばらしい走りを実現してくれることに大きく期待を寄せたいと思います。