現段階ではモデルチェンジに関する詳しい内容、情報は入手できておりませんが、今回のコラムでは現行で人気の高いシエスタのその秘密に迫り、今後のモデルチェンジに関する予想などを行ってみたいと思います。
<写真は現行の特別仕様車”G Cuero”>
人気の高いサブコンパクトサイズのミニバンシエンタ
前回のモデルチェンジでは、パワートレインにハイブリッドエンジンを加え、JC08モードで27.2km/Lというすばらしい燃費を実現!
まさに若い世代のニューファミリーの週末のレジャーカーとしての地位を確立したと同時に、学校へのお子さんの送り迎えや、行事、イベントへの参加、そしてちょっとしたショッピングにも、役立つクルマとして、ママさんたちからの絶大な支持を受けているクルマでもあります。
まず、実際に乗って感じるのは乗降のしやすさ!
後部の床位置は地面からの高さがわずか330mmに設定されており、スムーズな乗り降りが可能。お子様からお年寄まで、誰もがそれを実感できる仕様になっています。
更にシートアレンジのバリエーションも豊富。ゆとりの3列シートで7人の乗車も可能ですが、2列目、3列目を格納、アレンジすることで、大きな荷物、例えば、アウトドアレジャーを楽しむためのマウンテンバイクなどの積載も可能…。
現行車のスペックは以下の通りです。
全長:4,235mm
全幅:1,695mm
全高:1,675mm
ホイールベース:2,700mm
エンジン:1NZ-FXE直4DOHC+モーター
排気量:1,496㏄
最高出力:74ps/4,800rpm
最大トルク:11.3kgm/3600~4,400rpm
システム出力:100ps
JC08モード燃費:27.2km/L
価格:222~233万円
ただ、やはり、出力、トルクは然程でもないのは致し方ないところ…。
パワー不足を様々な装備で補い、疲れを感じさせないクルマとして、そのコンセプトを守っているようにも思えます。
特筆したい点は、インパネシフトレイアウトの採用で運転席と助手席とセカンドシートの間の空間を利用してウォークスルーできてしまう点!
更にインパネ類がステアリングの上側に配置されているので、運転中の目線を移動すること無くスピードメーターとタコメーターと様々な情報を確認することができてしまうのです!
2018年6月のモデルチェンジはどうなるの?
実は、内部通達が出たという情報は出たものの肝心なスペックの変更点や、デザインに関する情報は一切に入手できていません。
ただ、関係先情報によると…。
・フロントフェイスの変更でヘッド・ライトとグリル周りが大きく変更
・リアコンビネーションランプの装備により、後ろを走るクルマへの警告などの告知がより鮮明になる
・フロント・リヤバンパーが新たなデザインに生まれ変わる
・ホイールの仕様も変更
とされています。
筆者の希望としては、あまり過度なスペック変更などせず、このクルマの良さをそのまま継承して欲しいという願いもあります…。
コンパクトミニバンというカテゴリーの未来は?
ありそうでないクルマとして存在感を発揮しているように思われるのですが…。こうした潜在需要の掘り起こしが各社できておらず、このニーズを満たすクルマの開発が遅れている感も否めません。
それが可能になれば、もっとユースフルな、もっとクルマとの生活を愉しみたいと思うターゲットの開拓が可能になるのでは?と思います。
トヨタ 新型 シエンタのまとめ
まだオフィシャルなモデルチェンジ情報は発表されておりませんが、このクルマが新しい世代のカーライフを充実させる、フラッグシップへと成長して欲しいと思うもの…。
新しいクルマとの生活を望む人々が増えること..。それがこれからの自動車業界全体の底上げに通じると、筆者は思います。